睡眠は最高のサプリメント。

人の体内から生成される成長ホルモンは、正確にはヒト成長ホルモンと言います。


成長ホルモンという名前の通り、思春期には「背を伸ばすための」重要なホルモンとして注目されていますが、幼少期から一生涯にわたって分泌されていて、フィジカル成長だけでなく、疲労回復やアンチエイジングの促進にも影響しているといわれています。

この成長ホルモンは、アミノ酸で構成される物質です。
主な働きとして
・組織の成長を促す
骨や身長を伸ばす、筋肉強化やバストアッ 
プなど
代謝コントロール
疲労回復、脂肪燃焼促進、病気への免疫力
肌や筋肉組織の修復や再生など

人間の体には自律神経というものがあります。自律神経には交感神経・副交感神経があり成長ホルモンが分泌されるのは、副交感神経が優位になっている時です。

副交感神経が優位な時は、夜間や就寝中、特に睡眠(ノンレム睡眠)をしている時が非常に重要です。
成長ホルモンの分泌時間は、特に睡眠後30分~1時間ぐらいしてノンレム睡眠の時に、一番分泌されます。
各年代によって最適な睡眠時間というのは変わり、
思春期や成長期の子供だと急激に身長が伸びる時期になります。そのため、身長や筋肉を作るために成長ホルモンが必要です。
最適な睡眠時間は8.5時間~9.5時間と書いてありますが、不規則な生活で睡眠時間が短かったりすると成長ホルモンの分泌が減少し、
肥満や体の成長が遅れたりします。
睡眠はからだを休める役割のほかに、体を育てる「成長ホルモン」が一番多く分泌されるため「成長を促す役割」もあります。

からだを育てる「成長ホルモン」が一番多く脳から出るのは、夜眠っている間です。骨を作り、筋肉を増やし、体の傷ついた部分を治してくれます。

また、子供だけでなく成人の場合、成長ホルモンの分泌自体が子供の時より減るため
疲れが取れない、病気の免疫力が下がる、肌の老化、脂肪の増加ということにつながります。

成長ホルモン自体は、アミノ酸で構成され主にタンパク質が分解されて生成されます。
また、オルニチンやアルギニンといったアミノ酸は成長ホルモンの分泌を増やす作用があります。
そのため、食事で取りきれない場合サプリメントで補助的に使うのも一つの手です。


どんなに忙しい現代社会であっても
睡眠はとっても大切な自然のサプリ。
それだけは今も昔も変わらないようですね。